100年前、大阪府箕面市に動物園があった。 日本最大級の広さを誇ったが、今は知る人も少ない「箕面動物園」を500分の1の縮尺で再現した模型が、府立豊中支援学校(豊中市北緑丘)で完成した。知的障害のある生徒らが9か月かけて取り組んだ労作で、30日に始まる同校の作品展で展示される。 箕面市によると、動物園は箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)が1910年(明治43年)、沿線開発の一環として、観光名所・箕面大滝のある箕面山のふもとから中腹にかけて造った。 面積は約10万平方メートル。1915年オープンで当時2・6万平方メートルだった天王寺動物園(大阪市)より開園が早く、広かった。オランウータンやゾウ、ライオン、トラ、ヒョウ、サルなどを飼い、観覧車や檜皮(ひわだ)ぶきの劇場もあった。 しかし、わずか6年後に閉園。地震が起これば土砂の崩壊などで獣舎が壊れる懸念があったことや、維持管理費の捻出が困難だった
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