NTTドコモは、電話がつながりにくい災害時に、手軽に音声メッセージを送れるサービスを始める。災害用伝言板やメールの入力が苦手でも、安否や居場所を伝えやすくする。回線のパンクを防ぐ効果も狙う。 2011年度中のサービス開始を目指す。電話がつながらない場合、「直接おつなぎできません」と案内が流れ、かけた側の携帯電話が自動で伝言を録音。データに変換して相手に届ける仕組みを想定している。 受け手には電子メールなどで伝言があると伝え、簡単なボタン操作で聞けるようにする。新しい機能を追加しやすいスマートフォン間でまず導入し、順次、機種を広げる。料金は未定。 東日本大震災の発生時、ドコモでは通常の50〜60倍の通話が殺到。回線がパンクしないよう10回のうち1、2回ほどしかつながらないよう規制をかけた。音声通話と違って、メールの送受信では複数の利用者が回線を共有できるため復旧が早かった。 新サービ