東日本大震災：遺体身元特定へ 日赤が献血提供 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)警察庁は１１日、東日本大震災による遺体の身元特定を目的に、日本赤十字社（東京都港区）が保管している献血の提供を受けることで日赤側の合意を得たことを明らかにした。家族の要請に基づき日赤が警察に血液を提供。身元不明の遺体とＤＮＡ型を照合する。身元確認のために日赤が血液を提供するのは初めてという。 日赤は、輸血後に感染症などの事故が起きた際の原因調査に備え、献血の一部を１１年間冷凍保管している。提供の対象となるのはこの血液。警察は、岩手、宮城、福島３県の行方不明者の家族に本人の献金歴の有無を確認。献血歴がある場合、家族の同意を得て日赤から血液の提供を受け、血液のＤＮＡ型を検査し、身元不明遺体とつき合わせる。日赤によると、３県の昨年一年間の献血者は２４万８９２８人。 警察庁によると、１０日現在で３県の身元不明の遺体は２１９３体に上る。損傷が激しく、外見で身元を特定することが困難な遺体が増えており、
