◆ 信号には、ノーマルモードを使用します。これに対して、ノイズは、コモンモードが大半です。信号とノイズとで、モードが異なるときは、平衡を利用した平衡レシーバを使用します。平衡レシーバを使用することによって、コノンモードが除去され、ノーマルモードだけを取り出すことができます。 ノイズが、ノーマルモードのときは、モードの違いを利用することはできません。しかし一般に、ノイズは、信号よりも、高周波です。周波数帯域の違いを利用して、ローパスフィルタによって、信号とノイズを分離します。(2.(6)参照)。 本来ノイズ対策は、全てのノイズに対して完璧であることが望ましい訳です。しかし、ノーマルモードノイズは、コモンモードノイズよりも、対策が困難です。 したがって、ノーマルモードノイズ対策の方を優先する必要があります。その結果として、コモンモードノイズ対策が後回しになりがちです。 この考え方は、正しいので