前回はcrashコマンド ライブシステムでカレントプロセスのバックトレースを見ましたが、 SysRqキーでも可能です。その方法を紹介します。 SysRqキーを使用するとバックトレース以外もいろんな情報を取得できます。 カーネルのデバッグでは特に便利です。 SysRqキーはキーボードにあるキーですが、システムが動作しなくなりキーが入力できなくなったときにも動作するのが特徴です。 SysRqキーを押すとバックトレースやメモリ、タスクなどの情報を取得したり、リブートなどカーネルに特定の動作をさせることができます。 SysRqキーではあらかじめ用意された動作しかさせることができません。 例えばリブートであればrebootコマンドや"shutdown -r"コマンドを実行すればよいのですが、システムが停止(ロックアップ、ハング、ストール)しキーの入力ができなくなった場合でもSysRqキーは割り込みを