2007年9月にバンダイから発売された「∞(無限)プチプチ」は大きな話題を呼び(関連記事「あの病みつき商品の王者の神秘性」)、すでに250万個が販売されています。病みつきになるプチプチシートをヒントに設計された「手慰み」を存分に堪能できるマシンでしたが、その後も類似商品が開発され続けています。枝豆を押し出す「∞エダマメ」、お菓子箱の開封動作を模した「∞ペリペリ」などなど。エポック社からも「にゃウンド肉球」や「めくるめくバナナ」など、名前だけで図の浮かびそうなこの種族は地道に子孫を増やしています。 以前にも記しましたが、「∞プチプチ」のフォルムは携帯電話のテンキーのようでもあります。押しやすいとか疲れにくいテンキーというような人間工学の領域を超え、「用もないのに押したくなるスイッチ」を目指す設計思想というのは面白い切り口です。それは何らかの目的のための手段としてのスイッチではなく、操作するこ
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