【ジュネーブ澤田克己】AP通信によると、世界保健機関(WHO)は11日(日本時間同日)、新型インフルエンザの警戒度を現行の「フェーズ5」から、世界的大流行(パンデミック)を意味する「6」へ引き上げると加盟国に通告した。インフルエンザのパンデミック発生は、世界中で約100万人が死亡した1968年の香港風邪以来41年ぶり。 WHOは同日、専門家による緊急委員会を開き、引き上げを協議していた。これより前にマーガレット・チャン事務局長は日米メキシコなどと協議しており、事務局長はこれらを総合的に判断してフェーズ6を宣言した。 現行規定に基づくフェーズ6引き上げの条件は、世界の複数地域で「地域社会レベルの持続的感染が起きている」ことだ。メキシコと米国に加え、日本や英国などで感染が拡大したうえ、これから冬に向かう南半球のオーストラリアでの感染が1200人以上と急拡大していることを重視したとみられる。
精神科医の香山リカさんが29日夜、元タレントの飯島愛さんの死を題材にした勉強会「香山リカの『ハッピー孤独死マニュアル』第1弾~飯島愛は幸せだったのか?」を東京都内で開いた。元「噂の真相」編集者でフリーライターの神林広恵さんをゲストに、「ハッピーな孤独死とは何か」について話し合った。 50歳時の未婚率を表す「生涯未婚率」は、男性15.96%、女性7.25%(2005年国勢調査)。昨年12月亡くなった飯島さんの例のように、自宅で一人死ぬということは「決して珍しいケースではなくなってきている」(香山さん)。実際、「飯島愛さんの死にショックを受けました」と言ってくる患者もいたという。 一方、神林さんは昨年8月、友人で一人暮らしのコラムニスト、故島村麻里さんの“見送り”を体験した。連絡が取れないのを不審に思い、自宅を訪ねたところ、島村さんが死亡しているのを発見。検死の対応や故人の知人への連絡、遺品整
千葉県東金市で起きた成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)の死体遺棄事件は発生から約2カ月半で、現場近くのマンションに住む男が逮捕された。無職の勝木諒容疑者(21)は事件前日、3年間勤めた会社を辞め、事件後に若い女性をつけ回す不審な行動もとっていた。事件は全容解明に向けて急展開したが、遺族は「生きた幸満を返して」と語り、悲しみが癒やされることはない。 捜査本部によると、勝木容疑者は、逮捕の瞬間「うん」とうなずいた。その後の調べで、遺棄を認め「(幸満ちゃんが)ぐったりしていて怖かった」と説明した。また、勝木容疑者の部屋には、女児向けアニメのポスターが壁に張られ、本棚にも「プリキュア」シリーズなどの少女漫画が並んでおり、部屋一面が漫画に囲まれた状態だった。 勝木容疑者が「仕事がいやになった、もう行かない」と3年間勤めた会社を辞めたのは事件前日の9月20日。事件後には、報道各社の取材に何度も応じ
東京地検の担当検事から精神鑑定結果について説明を受ける湯浅洋さん=東京都江東区の自宅で2008年10月6日、神澤龍二撮影 東京・秋葉原の17人殺傷事件から約4カ月。休日の歩行者天国を襲った加藤智大被告(26)の凶行に、17人の被害者と遺族らは今も苦しみ続けている。 6月8日。東京都江東区のタクシー運転手、湯浅洋さん(54)は、加藤被告のトラックにはねられた人を救助しようとして刺された。意識を失い、目覚めたのは4日後。長男祥人(あきひと)さん(27)ら子供3人がのぞき込んでいた。「何だ勢ぞろいして」。ダガーナイフは横隔膜に達し輸血量は6リットル。「腸に達していたら死んでいた」と告げられた。 宮崎県内の高校を卒業後に上京。10年間、ホテルで料理を修行し、29歳で地元に戻りカレーショップを開いた。しかし1年で失敗。親族から借金し、長女のミルク代にあてた。運転手に転じて生計を立て、今も貯金を取り崩
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