平成11年(1999年)3月、北朝鮮の不審船が能登半島沖に現れた時、日本の首相は小渕恵三さんだった。 【画像】10秒間沈黙してしまった小渕首相の様子 当時の僕は夕方や夜のニュースのプロデューサーを務めた後、政治部に戻って首相官邸キャップになっていた。39歳だった。この時、日本政府は初の海上警備行動を発令。不審船は逃走し1週間続いた騒ぎはようやく収束した。 後から聞いたのだが、その間小渕さんは毎晩、下はステテコ、上はワイシャツを着たまま寝ていた。夜中に急に事態が動いた場合、すぐに公邸から官邸に行って、記者会見しなければいけない、という強い気持ちがあったらしい。 ワイシャツを着たまま寝るとリラックスできないし、何かあってもすぐに着ればいいんだから、脱げばいいのにと思うのだが、小渕さんはそういうところが真面目と言うより不器用な人だった。 その前年の1998年7月、小渕さんが首相になった時、世間に
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