UNIX 開発者の一人である Ken Thompson が初期の UNIX にバックドアを仕掛けていたと言われている通称 Thompson hack を自作Cコンパイラで再現してみました。 Thompson hack は UNIX のログイン処理のコンパイル時にバックドアを仕掛けるようなコンパイラを作り、さらにコンパイラのソースコードからその痕跡を消し去るという神業です。 元ネタは Reflections on Trusting Trust という1983年に Ken Thompson が Dennis Ritchie と共にチューリング賞を受賞した際の記念公演です。 Ken Tohmpson はこの細工をしたコンパイラを配布したことはないと主張しているそうですが、このバックドアを利用したと見られる不審なログインがあったという報告もあったとのことで、実際にはベル研究所の外部に配布されていた
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