VMDコンサルタントの藤井雅範です。 一昨日の記事、「ファッションは楽なビジネスである」 昨日の記事、「ファッション業界内で戦っている場合じゃない・・・」 2つとも沢山の反響をいただきました。 引き続き同じテーマで書き進めてみますね。 大切な一枚の洋服、あなたにはありますか? 「一枚のブラウスを愛おしく思う」 「一枚のセーターに思い出がありすぎて捨てられない」 「大切な機会に着たい一枚のジャケットがある・・・」 ファッションを楽しんでいる人にはそんなとっておきの一着があります。 それは単なる洋服ではなく、感情の深い部分とつながっている大切な思い入れのあるもの。 あなたにもそんな一着はありますよね? 残念な現状・・・ 「安く買ったから、着なくても捨てれば良いや!」 「着ないかもしれないけど、安いから買っておこう」 「サイズが不安だけどセールでお得だから買っておこう・・・」 残念ながら、そんな
VMDコンサルタントの藤井雅範です。 ファッションは楽なビジネス、そう思います。 ファッションの流行にはサイクルがありますよね? 繰り返されるのです。 もちろん多少の進化はある。 でも算盤や電話の進化ほど早くない。 昔の流行が、それほど形を変えずに繰り返される。 考えてみると、楽なビジネスと言えます。 なのになぜ、アパレルは不況などと言われているのでしようか? ファッションの着こなし方を優しくお伝えできればもっと仕合わせになる人が増えると思います。 そして、すでにクローゼットにたくさん持っているのに、さらに買い足してくださる。 考えてみるとファッションほど楽なビジネスはあまりみあたらない、そう思うのです。 通信機器の場合 例えば、「通信機器」を考えてみましょう。 電話が出る以前は、「飛脚」と呼ばれる人が手紙を運んで、そのやり取りで通信していたわけです。 その後、電話が開発されました。当時は
『ノームコア』と言うトレンドが二年ほど前から去年くらいまで取り上げられていました。 “究極の普通”みたいな意味ですね。 シンプルでベーシックなアイテムや定番的なアイテムを白・黒・グレー・ベージュといったシックな色合いでコーディネートする。 上手く行けば、上質でシンプルな着こなしは、それを着る人のキャラクターを引き出す効果があります、 スティーブ・ジョブスはご存知のように、毎朝コーディネートを考える時間を節約するために同じ服装をしていたそうです。 だからスティーブ・ジョブスは『ノームコア』の代名詞のようにも言われていたりした。 『ノームコア』による失敗商品 『ノームコア』というキーワードは悪くないです。 しかしそのキーワードに沿って作られた商品に結構イケてないモノ発見(笑) はっきり言ってダサ〜い物も見受けられました。 シンプルと言う意味で白いTシャツを出すのは良いのですが“BROOKLYN
どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田( @KURUZE )です。お買い物してますか? 今日は The FLAG のコメンテーター仲間であり、エクスマの大先輩であるVMDコンサルタントの マットさん と 同じ日に同じテーマでブログを書こうというコラボ企画 でお送りいたします! テーマは『レッドウイング』について。読み比べると面白いと思いますよ! マットさんのブログ→ 『メンドクサイ!』が愛着に?| 僕たちの人生の傍らには、いつもレッドウィング レッドウィングの代名詞、アイリッシュセッターに夢中の学生時代 今から20年ほど前、ボクが学生時代の頃は、足元はレッドウィングの代名詞とも言うべきアイリッシュセッターというモデルが大旋風を巻き起こしていました。 とくに「8173」と呼ばれるスエード素材のものか「8179」と言う黒のスムースレザーのタイプ。この2つがステータス。通称Uチップ
VMDコンサルタントの藤井雅範です。 デニム、好きですね〜。 もうずいぶん前から・・・ 最初に買ったのは多分BIG JOHNのベルボトム(笑) 小学校の3年生くらいかな? 当時は身近に売ってる店がなかったから、デパートまで買いに行ったのを覚えています。 そこには国内ブランドしか売っていなくて、リーもリーバイスも知らなかったなぁ〜。 単なる素材名を超えた「デニム」 デニムって素材名ですよね。 厚手の丈夫な綾織物です。 インディゴや藍で染められたものが多い。 でも今はもうカテゴリーの名前としての役割も担ってきています。 デニムだけでなくデニム風のもので作られて全てのアイテムの総称みたいな使われ方ですね。 デニムのパンツ、デニムのシャツ、デニムのジャケット、デニムの帽子などデニム素材を使ったものはもちろんです。 しかし、ダンガリーのシャツ、シャンブレーのシャツなども、デニムのカテゴリーとして含ま
VMDコンサルタントの藤井雅範です。 昔、僕のいたアパレルメーカーにbe released(ビー・リリースド)と言う名のブランドがありました。 その名の通り、ネクタイを締めないスタイルを提唱していたメンズブランド。 そんなブランドは当時としては画期的な存在。 今と違って、アパレル業界といえども基本的にみんなネクタイをしていた時代だったから。 ボブ・ディランの歌う、『I Shall Be Released』 その名前を思い出すたびに一曲の歌を思い出す。 そうボブ・ディランが歌ったあの歌。 『I Shall Be Released』 日本ではディランⅡ(ディラン・セカンド)が歌っていました。 邦題は『男らしいってわかるかい?』 これはこれでとっても良いです。 ネクタイを締めないこと=ビー・リリースド あの時代、ネクタイを締めないことがビー・リリースド(解放された)なことだと思っていた。 だから
ニュースレターでコーディネートを勉強 昨日の土曜日、先日マツコデラックスの番組に出演して、ちょっと有名人になっている「短パン社長」から商品が届きました。 ホワイトとネイビーのオックスフォードのボタンダウンシャツ。 ニュースレターも一緒に同封されています。 そこには「コーディネート」の例が、短パン社長自らがモデルになって示してくれています。 「そうか、こんなふうに着こなすんだな」っていうのが参考になる。 そこに載っているコーディネイートの通りにすると、センスが良く見える。 なるほどって感じです。 「ブルーデニムに合わせてシンプルに着る」 「襟のボタンを外してラフに着てもOK」 「カーディガンとも合わせてもOK」 「袖をまくるのがポイント。夏でもあえて長袖がカッコいい」 などなど、コーディネートポイントを教えてくれている。 見ていて、この社長はやっぱり「センス」がいいんだなって思った。 ビジネ
VMDコンサルタントの藤井雅範です。 ショーウインドウで何を見せますか? ショーウインドウのディスプレイ。 私のお店にはあんなテイストもあるしこんなテイストもある。 だから、あれも見せたいこれも見せたい。 そんなショーウインドウは伝わりません。 逆に見せるスタイリングのテイストを絞り込めば込むほど、お客様に伝わりやすくなります。 なぜなら、ショーウインドウというのは区切られた、とても小さなスペースだから。 その前をお客様が通り過ぎられるのは一瞬。 その一瞬で記憶に残ったり、足を止めていただくには見せるスタイリングのテイスト、メッセージを絞り込むことで伝わりやすくなるということ。 テイストを絞り込むと伝わりやすくなる たとえば、あなたのお店がフェミニンなテイストが得意な商品構成だとします。 ショーウインドウにもフェミニンなフリルのブラウスを使ったスタイリングを着せてみる。 アクセサリーもフェ
VMD コンサルタントの藤井雅範です。 昨日はファッションをテーマにした映画について書きました↓ ファッションビジネスって、素敵な仕事だったんだ・・・ 映画のストーリーから、ファッションビジネスに対する姿勢について書いてみました。 今日はその演出や映画作りの側面での見所を書いてみます。 (ネタバレしないようにポイントだけ書きます。まだ見ていない人も御心配なく!) 実は、ボクは学生時代コマーシャルの演出みたいな事を少し勉強していたんですよ。 まっ、あまり熱心な学生ではありませんでしたが(笑) 見どころあれこれ やはり衣裳は見どころです 主人公である市江の作る数々の服の完成度の高さと、特別感。 そして、市江自信が纏う洋服の変化。 仕事のときはいつもブルーの、まるで職人服の様なワンピースを着ています。 ラスト近くになって、市江の心境の変化とともに衣裳も大きく変化しています。 模様替した仕事場での
期間限定サイト「村上さんのところ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。 連日たくさんのアクセスをいただきました当サイトですが、2015年5月13日をもって、公開を終了させていただきました。当主の村上春樹さんは、しばしの休憩をとったあと、本来の小説のお仕事に戻っていらっしゃいます(当主からの最後の挨拶はこちら)。 1月15日のオープン以来、119日間という限られた期間でしたが、読者のみなさまと村上さんとの交流はたいへん面白く、そして意義深いものとなりました。3万7465通のメールをお寄せいただいたみなさん、そして、最後までご愛読いただいたみなさんに、あらためて感謝を申し上げます。 なお、当サイト上での質問者のみなさまと村上さんとのやりとりは、編集の上、新潮社より出版されます。くわしくはこちらをご覧ください。 新潮社 チーム縁の下
VMDコンサルタントの藤井雅範です。 デニムのオリジン(起源)といえば、リーバイスを思い浮かべますよね。 同じ意味でスニーカーといえば、コンバースのオールスターのイメージでしょうか? その二つがコラボした、ありそうでなかったスニーカーが出来上がりました。 なんとか入手できました! そうです。 1ヶ月ほど前のブログで紹介したスニーカー。 なんとか入手できました。↓ “コンバースとリーバイスのコラボモデル” 当初は通常に店頭でも販売する予定だったそうですが、予約だけでほぼ完売となり、店頭にはおそらく並びそうも無い、ということ。 さすがにスゴい人気ですね! 1ヶ月前に予約していて良かったです。 ありそうでなかった出会い リーバイスのデニム生地でコンバースのオールスターを作る。 すでにありそうで、しかし実現していなかった出会いだと思われます。 しかも、その生地はヴィンテージ時代のデニム生地をリーバ
VMDコンサルタントの藤井雅範です。 コンバース×リーバイス コンバースのオールスター。 リーバイスとのコラボモデルが出るらしい↓ コンバース×リーバイス×ビームスの「オールスター」登場 ホワイトオークのコーンデニム使用 1983年までリーバイスのセルビッジ(赤耳)付きデニムを生産していたコーンミルズ社のコーンデニム生地を使ったオールスター。 このスニーカーも踵にはセルビッジ(赤耳)が付いてアクセントになっている。 今年はリーバイ・ストラウス社とコーンミルズ社の関係がちょうど100年になるアニバーサリーイヤーらしいです。 2月の上旬、ビームスで発売予定。 ちょっと欲しいな・・・ ゆっくり温まります 年末から風邪がスッキリしません。 高熱は出ないので身体は動きます。 ただ鼻と喉の調子が悪く、なんとなく頭がモワッと・・・ こんなときは暖かくして身体を休めろ、って言うのが原理原則。 サウナに行っ
計画的にVMDを行なう、あるいはVMD計画って言うのは具体的にどういう事でしょうね? 人によって様々なものを思い浮かべる事でしょう。 分かりやすい例を思い出したので紹介します。 計画の流れ まずストーリーを考える これは、そのシーズンどんなファッション・シーン(単品の“モノ”ではなく、ライフスタイル)をどんなサイクルでお見せするのが、お客様に喜んでいただける、感動していただける、感激していただけるのか? というシーズンの大枠の流れですね。 次に商品に落とし込む これは上で設定したシーンやライフスタイルに具体的にどんな商品を当て込んでいくか?ということ。 そして“見せ方” どんなコーディネートでそのシーンを表現すれば、お客様に伝わり易いのか? カラーは? 手法は? 単品の“モノ”で考えるな! VMD計画というのは、仕入れの段階でこれを行なう、ということ。 単品の“モノ”で考えていては出来ませ
VMDコンサルタントの藤井雅範です。 フィッティングルームは発見の場 ファッションのお店でフィッティング(試着)する時、お客様は色々な発見をなさいます。 『あら、初めてのデザイン、でも以外と似合うじゃない』 『この色は着た事無いから・・・でも合わせ易いわね』 『ぴったりしたシルエットはダメダメ、えっ細く見える???』 そうです、フィッティングルームは発見の場、なんです! ボトムをフィッティングしてもらう時がチャンス! アイテムとして、新しく感じ易いもの。 それはボトムです。 ボトムはついつい定番を決め易く、いつも同じデザインのものを選んでしまいがちです。 新しいシルエットのボトムに挑戦して、以外と似合ってしまった時はチャンス! 是非それに似合うバランスのトップスも御試着していただきましょう。 ボトムのシルエットが変われば合わせるトップスのシルエットも変わります。 だから新しいボトムが気に入
VMDコンサルタントの藤井雅範です。 人によるブランディング 『ウチはスタッフの露出がブランディングになる。 例えばスタッフの家。 スタッフの部屋のインテリアやコレクションだけで、一冊の本まで出版した』 そう語るのは、ビームスの副社長である遠藤恵司氏。 ファッションワールド東京2014秋 の基調講演でのことです。 ビームスというセレクトショップ。 そのスタッフはもちろんセンスが良く、また個性豊か。 商材であるファッション。 その中でもスニーカーのオタクがいたり、音楽はもちろんアニメ、果ては民芸品のオタクもいるらしい。 なのでそこから新しいレーベルが生まれたり、本を出版したり、ショップが出来たりしているという。 それを見てまた、ビームスが大好きな人が、スタッフとしてやってきてくれるそうです。 いわば、そこにいる“人”がビームスという企業をブランディングしている、ということです。 鮮度によるブ
VMDコンサルタントの藤井雅範です。 ファッションビルのPARCO。 一号店の池袋店の出店が1969年というから、もう45年の歴史があるんですね。 パルコの取り組み 昨日からビッグサイトで開催されているファッションワールド東京。 その基調講演で㈱パルコの牧山社長のお話を聞く機会がありました。 パルコといえば、ちょっと前に話題になった「wear」との取り組みを思い出します。 zozotownを運営するスタートトゥデイが開始した、ファッションのスタイリング投稿アプリ「wear」 導入時に話題になったのが、店頭で商品のバーコードをスキャンし、情報をスマホに送れる機能。 お客様は、店頭で気になる商品があれば、スマホでバーコードをスキャンして、商品情報を取り込む。 店頭で即決できなくても、カフェやお家でゆっくり吟味。 友人にシェアして感想を聞くことも可能。 購入を決めたら、その店頭でも、ブランドのウ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く