昨年11月、国際バスケットボール連盟(FIBA)から資格停止処分を受けた日本バスケットボール協会。国際試合出場も認められなくなったが、以来、「タスクフォース」というチームが設立され、改革へと動いてきた。 FIBAから問題視されていた2リーグ存在状態の統一も実現へと進んでいる。 6月2日の会議では、日本のバスケットボール強化の最終提案がまとめられた。その中で、興味深い項目がある。ミニバスケットボールを含め、15歳以下でのゾーンディフェンス禁止である。 これはどういうことか。 ゾーンとマンツーマンには双方にメリットがあるが……。 まず前提として、バスケットボールのディフェンスの仕方は、単純化するとマンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスとに分けられる。 マンツーマンディフェンスは、例えば「Aという選手は自分がマークする」という風に、特定の選手を1対1でマークして守ることだ。 対するゾーンデ