世界一めんどくさいファンが多いSF映画の続編として、そして2017年のSF映画として申し分のないビジョンを提示した『ブレードランナー2049』は、この難事業を成し遂げた(公式サイト)。 前作の復習はしておいた方が吉 『ブレードランナー』は、1982年に公開されたSF映画だ。原作は一応フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』だけど、映画の方はほぼ別物。この映画で描写された2019年のロサンゼルスの情景は未だに語り草で、「日系企業の巨大な広告が煌めく街の屋台で割り箸を割るハリソン・フォード」や「巨大なピラミッドのような超高層ビル」みたいな要素はその後いろんな作品で真似されまくった。あんまり真似されたんで、今いきなり見ても逆に新鮮味がなく、どこがすごいのかわかりにくい。いわゆるサイバーパンクというジャンルにおける、ビートルズやセックスピストルズみたいな映画である。 『ブレ
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