樹齢、切らずにどう決める?(1/3ページ)2010年3月6日11時42分 日本人は木や森が大好きだ。レトロなワンピースにぺったんこな靴。森にいそうな「森ガール」ファッションにはじまって、樹木に癒やしを求める森林セラピーや森林浴……。最近では、エコロジーの一環で、植林や森林保護などに取り組む人たちも増えてきた。 中でも熱心なファンがいるのが、巨木や老樹だろう。 花見のシーズンには、サクラの老樹目当ての観光客が山奥まで押しかけるし、由緒ある神社には、たいてい大きな神木がある。林野庁が2000年に選定した「森の巨人たち百選」は、次世代への財産として残していくべき国有林の巨木をリストアップしたもので、北海道から沖縄まで、樹齢200〜300年を超す大樹、老樹が並ぶ。 国立歴史民俗博物館の新谷尚紀教授によると、木に精霊が宿るとみる日本の木霊(こだま)信仰は、三つのパターンに分けられるという。「まず、林