2015年3月25日、新鋭護衛艦「いずも」が海上自衛隊に就役しました。「いずも」は全通飛行甲板を備えた航空機運用能力を有す護衛艦としては、「ひゅうが型」の2隻(「ひゅうが」「いせ」)に続く3隻目となります。 「いずも」は基準排水量19500トン、全長248mと海上自衛隊で最大の艦艇であり、「ひゅうが型」の13950トン、全長197mに比較してもひと回り大きく、その全長は帝国海軍の正規空母「翔鶴型」に匹敵します。また名称未定の「いずも型」2番艦も現在、建造中です。 「いずも」はその容姿から国内外で「『護衛艦』ではなく『航空母艦(空母)』ではないか」といわれることが多いようですが、実際に「空母」なのでしょうか。 海上自衛隊では戦闘艦は全て「護衛艦」と呼称しており、「いずも」は公式には「ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)」に分類されています。つまり「空母」とは呼ばれていません。 しかしその