10日、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老号」の打ち上げを伝えるテレビニュースを見つめるソウル市民(AP) 韓国教育科学技術省は10日、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号(KSLV−I)」が同日午後5時過ぎ、韓国南部・全羅南道の羅老宇宙センターから打ち上げられたが、「飛行中に爆発したと判断される」とし、失敗したと発表した。韓国とロシアの共同調査団を組織し、詳しい原因を調査する予定。昨年8月にも、最初の羅老号が打ち上げられたが軌道に入れず失敗した。羅老号の開発は2002年8月に始まり、04年にロシアのメーカーと契約を結び開発を進めてきた。(ソウル 水沼啓子)