民主党の小沢一郎元代表は30日夜、自身に近い衆参国会議員約20人と都内で懇談した。出席者によると、福島第1原発事故に関し「根本的な対策を取らなければ大変なことになる。決死隊を送り込んで完全に抑え込まなければならない。政治が決断することだ」と指摘したという。 同時に菅政権の原発対応を「原発は安定していない。爆発しないようにしているだけで放射線を垂れ流している」と批判した。 小沢氏は29日には鳩山由紀夫前首相と会談し、原発問題や今後の政局で意見交換した。 [2011年4月30日22時2分]
内閣不信任案への同調を示唆する発言をした民主党の小沢一郎元代表がついに「菅降ろし」に本腰を入れ始めた。大震災前には「刑事被告人」として「党員資格停止」処分を受け、政治生命の危機に直面していたが、震災対応に四苦八苦する菅直人政権を尻目に、首相交代へと一気に舵を切った。昨年から続く民主党の内紛は、攻守逆転の様相を呈してきた。(坂井広志、山本雄史) 東京都世田谷区の小沢氏の私邸には、前日に続き13日夜も自らを支持する中堅・若手グループ「一新会」メンバー約20人が顔をそろえた。 「酒で酔う前にみなさんに話がある」 小沢氏は、珍しくもったいぶった形で話を切り出した。 「福島原発について危機感を鳩山(由紀夫前首相)さんと共有した。失政の部分が大きい。これを許していたら、後世、『あの政治家は何をやっていたのか』と言われる」 怒りをぶちまけた後に小沢氏の口から出たのは自らの決意だった。 「私なり鳩山さんな
一昨日私が発したツイッター上での不用意なメッセージで、非常に多くのみなさまにご迷惑をお掛けしてしまいました。本当に申し訳なく、心より深くお詫び申し上げます。 140文字の範囲での表現に限界を感じ、これ以上家畜伝染病・噴火で罹災された方々の心を、私が残したメッセージで傷つけたくありません。よって先程ツイッターアカウントをクローズ致しました。今まで御支援を頂きましたみなさま、本当にありがとうございました。そしてご期待にお応えできず、大変、申し訳ございません。 今回、思いがけず傷つけてしまったみなさんには、何度お詫びしてもしきれませんし、決してお許し頂けないと思います。ネットでの独り善がりな発言が、こんなにも多くの方を不本意にも傷つけることを実感し、今更ながら猛省致しております。本当に申し訳ございませんでした。 ネットは本当に便利でありながら、一方で大変恐ろしい凶器になるのだと実感しました
大荒れとなった臨時国会は3日で閉幕だが、民主党の小沢一郎元代表(68)が、新党を旗揚げするとの観測が、永田町で急浮上してきた。落ち目の菅直人首相(64)に見切りをつけて国民新党や自民党の一部などと連携し、「保守勢力の結集」を合言葉にキャスチングボートを握ろうというのだ。小沢氏は年明けにも自らの資金管理団体「陸山会」に絡む政治資金規正法違反事件で起訴される可能性が高い。その前にも政治生命をかけた大勝負へと打って出るのか。 「12月にも小沢氏がグループを率いて新党を結成し、亀井静香国民新党代表(74)や平沼赳夫たちあがれ日本代表(71)、安倍晋三(56)、麻生太郎(70)両元首相らと救国政権を立ち上げる可能性がある」 「影の宰相」と言われる仙谷由人官房長官らの問責問題で、国会が紛糾していた11月下旬。国民新党の下地幹郎幹事長(49)が自民党の石原伸晃幹事長らに対し、こんな驚きの観測を小声で
民主党の岡田克也幹事長は30日、小沢一郎元代表が衆院政治倫理審査会(政倫審)への出席の意向を確認するための面会要請に応じないことについて「幹事長が会いたいと言って会えない状況は、ちょっと異常な事態」と述べ、小沢氏を批判した。週明けの11月1日に改めて面会を求める考えも示した。三重県川越町での記者会見で語った。 岡田氏は「執行部の考えを伝えなければいけない。お会いしたいと何回か申し上げたが、(小沢氏側は)『お会いする立場にない』とのお答えですから、それでは話は始まらない」と述べた。
民主党の鉢呂吉雄国対委員長は28日、国会内で自民党の逢沢一郎国対委員長と会談し、小沢一郎元代表の国会招致について、11月初旬に見込まれている平成22年度補正予算案の審議入り前の実現は難しいとの考えを伝えた。 会談で逢沢氏が小沢氏の証人喚問を予算案の審議前までに決定するよう要求したが、鉢呂氏は「岡田克也幹事長の下で検討しており、できるだけ早く結論を出したいが、今のところ検討を終える目鼻が立たない」と述べた。会談後、鉢呂氏が国会内で記者団に語った。
私は、民主党代表選で菅か小沢かを選ぶのであれば、どちらもダメだが、菅の直近の経済政策を支持できないことと「小沢神話」を小沢自身が終わらせるべきだという2つの理由で、「消去法で小沢」としてきた。 しかし、ブログに書いた記事は小沢批判が大半を占めた。これは、小沢一郎以上に、小沢支持者や小沢信者に対する批判を展開したものである。 代表選を通じて、ネットの小沢信者のみならず、リアルの文化人や民主党国会議員に至るまで、「小沢信者」が広がっていたことを痛感し、結局この代表選は菅直人が勝つしかなかったのだと、考えを改めた。 私自身は民主党を支持していないから、小沢が首相になろうが菅が続投しようが民主党政権の政策を批判することには変わりないのだが、ネット左翼のかなりの部分が小沢一郎に執着して離れられなくなったのは由々しき問題だと思う。 私自身は、70年代末から80年代初頭にかけてサッチャー、レーガン、中曽
小沢一郎総理誕生へ――。民主党代表選中に、こんなタッチで報じた夕刊紙や週刊誌があった。しかし、フタを開ければ、菅直人首相が再選される結果に。どうして、こんなことになったのか。 「小沢が勝つ」「小沢が圧倒」「小沢雄弁」「世論も小沢」…。 小沢派議員の話やネット調査などが根拠 これらは、夕刊紙「日刊ゲンダイ」が、民主党代表選が告示された2010年9月1日の発売号から一面トップにつけた見出しだ。ゲンダイオンラインのダウンロードサイトには、一面の紙面がずらりと張られており、ネット上で話題だ。 はてなブックマークが200ほども付いており、小沢一郎前幹事長への入れ込みぶりに驚くコメントが並んでいる。 ゲンダイは、一貫して小沢支持、菅批判を繰り返している。新聞各紙の世論調査とは違って、小沢氏が勝つとまで主張した。その根拠としては、国会議員を200人は固めており、党員・サポーター票などを加えても数十ポイン
菅首相に「辞めろ」「出直せ」街頭演説で痛烈ヤジ…民主代表選 東京・新宿駅西口で行われた菅首相と小沢前幹事長の街頭演説会に集まった大勢の人たち(共同通信社ヘリから) 民主党代表選(14日投開票)に出馬している菅直人首相(63)と小沢一郎前幹事長(68)が4日、東京・JR新宿駅前で初の街頭での立会演説会に臨んだ。約3500人の聴衆の過半数を占めたと見られる小沢氏支持者から、菅氏に対して辞任要求や政策批判のヤジが集中。ついには、かつての愛人スキャンダルまでネタにされた。本来なら支持を集めるはずの東京で集中砲火を浴びた首相を尻目に、小沢氏は「政治生命のすべてを懸けて頑張る」と意気込んだ。 「早く(首相を)辞めろ~」。新宿駅西口を埋め尽くした約3500人(主催者発表)。その中の多くの聴衆から、総理大臣に激しいヤジが浴びせられた。 小沢氏の演説が終わり、菅首相が登場した途端、衝撃的な声が飛んだ。ある男
民主党代表選を巡り、小沢一郎前幹事長を支持する高松和夫衆院議員(比例東北ブロック)が後援会に対し、党員・サポーターから投票用紙を回収し、自身の事務所に集めるよう依頼していることが4日、分かった。秋田県北部の男性サポーターが毎日新聞の取材に、白紙のまま提供を求められて断ったと証言。高松議員は「回収を秘書が指示した。白紙とは言っていない」と依頼を認めた。民主党中央代表選挙管理委員会規程に違反する可能性がある。 男性サポーターによると、小沢氏が正式に出馬を表明した8月31日、高松議員の後援会員の元地方議員から「うちの先生は小沢(支持)だ。秘書が回収に来るから、投票用紙を白紙のまま自宅に持ってきてほしい。他の支持者は応じている」と電話があり、男性の妻と別のサポーターと合わせて3枚の投票用紙の回収を求められたという。男性は「手法に疑問を感じる。正々堂々と選挙をやってほしい」と語る。 高松議員の政党支
民主党の小沢一郎前幹事長が在日米海兵隊は不要だとの認識を示したことを受け、政府内から批判と困惑の声が上がった。海兵隊不要論は、極東での米軍の抑止力は「第7艦隊だけで十分だ」という小沢氏の持論を改めて印象づけたが、在沖縄海兵隊の兵力数など事実誤認も少なくない。 この発言を受け、岡田克也外相は「米海兵隊は抑止力として必要だ」と批判。北沢俊美防衛相も「(日米合意の見直しと)疑念を持たれる可能性がある」と強い懸念を示した。 「現実にいるのは2千人(に過ぎない)」。小沢氏は在沖縄海兵隊の兵力数をこう説明したが、実態とはかけ離れている。米国防総省の資料によると、日本駐留の海兵隊は約1万7千人で、岩国基地(山口県)の約3千人を除く約1万4千人が沖縄に駐留。このうち常時1千人程度がアフガニスタンとイラクに派遣されているが、1万3千人程度は沖縄にいる。 小沢氏は「海兵隊の実戦部隊はいらない。米国もいらないと
鳩山前首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金事件で、政治資金規正法違反(重過失による虚偽記入)で略式起訴され、30万円の罰金刑が確定した芳賀大輔氏(55)が、再び鳩山前首相の政策秘書に就任していたことがわかった。 今年6月9日付で、首相辞任の翌日だった。 偽装献金事件では、芳賀氏のほか、同会の事務担当者だった勝場啓二・元公設第1秘書(59)(執行猶予付きの有罪判決が確定)が起訴された。勝場元秘書は2004〜08年、鳩山前首相や母から提供された資金約3億5900万円を個人献金などと偽り、政治資金収支報告書に虚偽の記入をした。芳賀氏は同会の会計責任者でありながら収支報告書に目を通さず、虚偽記入を見逃したとして同法違反に問われた。
北沢俊美防衛相は20日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題について、「知事選以降でないと(沖縄県側に)はっきりしたことは言えない」と述べ、日米間の最終合意は11月28日の沖縄県知事選後にずれ込むとの見通しを示した。仙谷由人官房長官も11月のオバマ米大統領の来日時までに最終合意に至らない可能性を示唆しており、相次ぐ日本側の決着先送り発言に、米側が反発を強めるのは必至だ。 5月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)の共同発表では、8月末まで日米の専門家協議で普天間飛行場の代替施設の位置や工法を詰め、2プラス2で検討作業を完了すると明記した。オバマ大統領の来日までに2プラス2を開くことを想定している。 北沢防衛相は「(日米間で固めた案を)沖縄に持っていくと頭越しになる。日米間ではこの案が1番、2番はこれという感触は得ると思う」とも述べた。専門家協議では1つの移設
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く