凸版印刷は、IP電話の携帯端末に両面テープで貼り付けて利用するシール状のFeliCa「SMARTICS-sFe」を発表した。 SMARTICS-sFeは、サイズ40×40×0.8mm、電波吸収体、PET保護層、ICインレット、両面テープからなる4層構造のシール状FeliCaカード。携帯端末とICインレットの間に特殊なシール層をはさむことで金属による電波干渉を抑え、非接触通信を可能とした。これにより、SMARTICS-sFeを貼るだけでFeliCa非対応の携帯端末でもFeliCaが利用できるようになる。凸版印刷では、教育機関や企業などでの勤怠管理、入退室管理、PCログイン、電子マネー、図書館での貸出管理などの用途を具体例として挙げた。また、今後はシール表面の印刷のカスタマイズも予定しているという。 2006年度は10万枚で1億円、2007年度は20万枚で2億円の売り上げが目標として示された。