俳句の愛好家として知られるEU=ヨーロッパ連合のファンロンパイ大統領が、正岡子規を生んだ俳句の街、松山市を訪れ、自作の俳句を披露しました。 EUのファンロンパイ大統領は、みずから詠んだ句を出版するなど俳句の愛好家として知られ、これがきっかけで、松山市が去年、EU本部があるベルギーに俳句を投稿するポストを贈るなど交流が進んでいます。 ファンロンパイ大統領は、19日に東京で開かれるEUと日本の首脳会談のため来日し、会談を前に18日、松山市の子規記念博物館を訪れ、竹田美喜館長に最近出版した2つめの自作の句集を手渡しました。 また、松山城では地元の小学生が友情をテーマに詠んだ句集を子どもたちから受け取り、このあと自作の俳句を英語で披露しました。 松山市が俳句の街として世界で知られていることをたたえるために詠んだということで、日本語では「俳都(はいと)たる力を薫る詩片かな」と訳されました。 ファンロ