筆者が社会人になってすぐに購入した「初代ウォークマン」の素晴らしさは、初めてiPodを見たときとは比較にならないほど大きな衝撃だった。 しかし、一世を風靡したはずの「世界のウォークマン」は、デジタル世代に入って間もなくアップルのiPodの躍進に勢いやブランドパワーを落としてしまった。今や猫も杓子もiPodだ。 モバイルオーディオを世に広めるきっかけとなったウォークマンの登場は、「カルチャーと感性の衝撃」だった。一方、iPodの登場は、iTunesによるクライアントアプリケーションとiTunes Storeによるコンテンツ配信の標準化を狙った「ビジネスモデル的驚異」と捉えている。 そんな現状だが、ソニーは9月にウォークマンの新製品を投入してきた。アルミの外装を採用した「ウォークマンS」シリーズが9機種、その上位モデルとなる「ウォークマンA」シリーズが3機種というラインアップで、発売日はいずれ
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