タイの移動手段で真っ先に思いつくのは、タイのシンボルともいえるトゥクトゥクでしょうか。トゥクトゥクの最大の特徴は三輪ですが、タイにも昔ながらのサムローという三輪の自転車があります。「サム」はタイ語で「3」、「ロー」は「タイヤ」なので、サムローは三輪車という意味です。トゥクトゥクのことをサムローと呼ぶ人も少なくありません。 三輪の自転車サムローは、タクシーのように利用する庶民の足。中部ノンタブリなどでは今でも利用され、北部チェンマイなどでは観光用としても用いられています。 そんなサムローが最初に世に出たのは、1933年と言われています。ナコンラチャシマ (コラート) で、中国人商人が、自転車に2つの車輪を追加して使用したのが起源と言われています。 南部クラビのホテル「ソフィテル クラビ ポキットラー ゴルフ アンド スパリゾート」のロビーには、オーナーであるポキットラー家が1963年以来所有