欧州各国を中心に6月27日(現地時間)に再び、ランサムウェアの感染被害が確認され、多くの機関において業務に支障が出るなどの深刻な影響が発生しています。 今回観測されているランサムウェアは OS (オペレーティングシステム)を読み込むための領域を破壊する「Petya(ペトヤ/ペチャ)」と呼ばれるマルウェアの亜種であると考えられます。 現時点で、日本での被害は確認されていませんが、今後日本でも同様の攻撃が発生する可能性が考えられます。ランサムウェアに感染するとコンピュータのファイルが暗号化され、OS が起動しなくなり、コンピュータが使用できない被害が発生する可能性があります。 また、今回の感染経路は現時点では、特定されていませんが、Microsoft社 の製品の脆弱性(MS17-010、CVE-2017-0199)を悪用されていると報告されています。 1 台が感染すると、ネットワーク経由で複数