オプテージが手掛けるMVNO「mineo」が伸び悩んでいる。2014年のサービス開始から右肩上がりで成長し、約4年間で契約数を100万回線に伸ばしたものの、18年ごろから成長が鈍化。以前は「20年に200万回線を獲得する」との目標を掲げていたが、20年1月時点での契約数は117万回線(前年同期比4万件増)にとどまっている。格安SIM市場でのシェアは約8.3%で5位(19年9月時点)につけているものの、かつての勢いは失われている。 同社のモバイル事業戦略部長、福留康和氏は、1月29日の記者発表会で「確かに18年の時点では200万回線が目標だったが、現段階では市場シェア10%以上を目標としている」と、軌道修正を余儀なくされたことを明らかにした。 ユーザーとの密接な対話が特長 mineoがかつて急成長を遂げた背景には、ユーザーとの密接なコミュニケーションによって顧客満足度を高める独自戦略があった