今ごろ、小池百合子都知事は参院選東京選挙区の結果に、肝を冷やしているのではないか。全国最多の114万票を獲得した丸川珠代参院議員が、来夏の都知事選の自民党候補として、再浮上しているからだ。 「以前から丸川さんの名前は都知事選候補として挙がっていました。参院選出馬で一度は消えましたが、114万票も取ったことに自民党関係者は手応えを感じているようです。都議会自民は東京でもうひとりの候補だった武見敬三さんの支援そっちのけで、丸川さんの選挙に注力。まるで『プレ都知事選』の様相で、丸川さんを擁立するつもりではないかと臆測を呼んでいるのです」(都政記者) ■維新・音喜多氏の「52万票」が誤算 東京選挙区での自民の得票は、丸川と武見を合わせて約167万票。小池知事は2016年の知事選で291万票を獲得している。差は歴然だが、小池知事にとって誤算なのは日本維新の会から出馬した音喜多駿元都議が52万票も獲得