前回のスーパーエルニーニョでは、太平洋中部のハリケーン発生域で16個の熱帯低気圧が発生または通過した。このときは画像のように、太平洋中部と東部にカテゴリー4のハリケーンが同時に3つ発生するという前代未聞の現象も見られた。(NASA EARTH OBSERVATORY/JESSE ALLEN) エルニーニョがこの春から夏にかけて始まる可能性が高まっているという米海洋大気局(NOAA)の予測を受けて、2026年は強力な「スーパーエルニーニョ」が発生する可能性があるとの見方が予報担当者のあいだで強まっている。このエルニーニョは、少なくとも過去10年間で最も勢力の強いものとなり、一部地域では過酷な干ばつを、また別の地域では激しい嵐を引き起こし、さらには地球の気温を上昇させる恐れがある。 NOAAの4月9日付けの発表によると、太平洋の表面の海水温が平年より少なくとも2℃以上高くなる「非常に強い」エル

