強い重力を持つブラックホール(BH)が周囲にあるガスを吸い込む際、ガスが高温になって発光し、あたかもBHが光っているように見える珍しい現象「アウトバースト」を、京都大などの国際研究チームが望遠鏡で観測することに成功した。7日(英国時間6日)、英科学誌「ネイチャー」電子版に発表された。 チームは昨年6月中旬~7月上旬、BHを持つ星として地球に最も近いとされる「ハクチョウ座V404星」で26年ぶりに発生したアウトバーストを観測。 これまでX線による観測例はあったが、人間の目で分かる可視光のレベルで観測したのは初めてという。 論文の第1著者は京大大学院修士1年の木邑(きむら)真理子さん。京大によると、英ネイチャーに掲載された論文の第1著者が大学院生となるのは珍しいという。木邑さんは「望遠鏡で一般の人でもBHを観測するチャンスがあることが分かった」と話している。 同大学院の上田佳宏准教授(宇宙物理
近年ロケットの打ち上げ失敗や人工衛星の故障などが相次いだロシアでは、宇宙産業の立て直しのため2016年1月1日付でこれまで同国の宇宙開発を取り仕切ってきた「ロシア連邦宇宙庁」(通称ロスコスモス)と2014年にロシアの宇宙企業を統合して発足した国営の「統一ロケット宇宙会社」 (ORKK) を統合、新たに国営「ロスコスモス」社が設立されたとのこと(sorae.jp)。 ロシアでは2012年頃から宇宙産業の再編が議論されており、2014年3月にRKKエネルギヤやクルニチェフといった宇宙企業各社が国営の統一ロケット宇宙会社に統合されたが(ORKK統合の解説)、今回それがさらに発展する形となったようだ。ロシアの省庁の国営企業化の事例としては、過去に原子力分野におけるロスアトム社があり、また宇宙関係では2015年に空軍と航空宇宙防衛軍が航空宇宙軍に改組されている。 日本の宇宙開発機関のJAXAへの統合
超小型深宇宙探査機「PROCYON」、地球最接近の前後で通信ができない状態に 2015/12/13 宇宙開発 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東京大学は2015年12月11日、運用中の超小型深宇宙探査機「PROCYON」(プロキオン)について、12月3日の運用時間終了以降から、探査機の動作状況を知らせる通信が確認できない状態が続いていると明らかにした。 現時点で、通信が確立できない原因は不明だという。 今後、少なくとも1~2か月間は正常運用への復帰を目指し、通信の確保を模索することにするとしている。 PROCYONは、東京大学とJAXAが開発した宇宙機で、小惑星探査機「はやぶさ2」の相乗りで打ち上げられた。PROCYONは、ノミナルミッションである超小型深宇宙探査機バス技術(電源、通信、姿勢制御、推進系などの超小型深宇宙探査機に必要な基本的な機能)の軌道上実証に成功。その後、イオンスラス
明るい電波源を背景として希薄な分子ガスを検出するという観測方法に用いられる「分子吸収線系」と呼ばれる観測対象が、アルマ望遠鏡のデータベースから新たに見つかった。天の川銀河の星間ガスの化学組成などを明らかにし性質を解明するうえで大きな成果だ。 【2015年12月11日 東京大学】 宇宙空間には水素やヘリウム、様々な分子からなる星間ガスが多量に存在しており、主に分子自身が発する光(分子輝線)の電波観測によってガスの性質が研究されてきた。しかし、ガスがあまり多くない領域からの電波は微弱なため、輝線の観測から希薄なガスの環境を探ることは困難である。 こうした希薄な分子ガスを検出する手法として、遠方の明るい電波源を背景光源に用い、手前側に存在するガスによって生じる分子吸収線をとらえるという観測方法がある。背景の電波に照らされた分子ガスの「影絵」からガスの正体や特徴を探る手法で、その背景の観測対象は「
準惑星ケレスに見つかった不思議な明るい点の正体はおそらく「塩」──とする研究結果を独マックスプランク研究所などのチームがまとめ、英科学誌「Nature」に12月10日付で掲載された。 【光るクレーターの3Dイメージ】 明るい点は、米航空宇宙局(NASA)の探査機「ドーン」が「オッカトル」「オクソ」と名付けられたクレーターで発見した。オッカトルクレーターは直径約90キロ。明るい部分は幅約10キロ、深さ約0.5キロにわたっている。ドーンがケレスに接近中に初めて撮影され、正体は謎に包まれていた。 研究によると、明るい部分では硫酸マグネシウムなどを含む塩が岩石と氷に取り込まれており、太陽光が当たると水蒸気などとともにもやのように舞い上がり(彗星と同じように)、これが太陽光を反射して光って見えるのだと推測している。硫酸マグネシウムは、豆腐につかう「にがり」や、天然の塩にも含まれている。 ドーン
ペンシルベニア州立大学の研究者が、超薄型ダイヤモンド「Diamond Nanothread」の生成方法を発見したそうだ(SPACE.COM、MOTHERBOARD、Slashdot)。 Diamond Nanothreadはナノサイズのチェーン状になったダイヤモンド。液体状態のベンゼン分子に大気圧の20万倍の圧力をかけてゆっくりと圧力を解放していくと、4つのリングからなる炭素原子のチェーンができあがるという。 Diamond Nanothreadは、製造の難しいカーボンナノチューブやグラフェンの代替品としても期待が持てる。しかし、それ以上に宇宙エレベーターの実現に役立つと考えられているという。宇宙エレベーターでは60,000マイルもの長さを持つ細くて強力なケーブルが必要になる。この技術は強度の必要な航空宇宙分野での「理想的な材料」になるとしている。
冥王星の衛星「カロン」…1978年と2015年の比較写真に驚きの声 地球に月があるように、冥王星にも衛星カロンがあります。 2015年の今年、探査機ニュー・ホライズンズによって精細な姿が確認できるようになりましたが、ハッブル宇宙望遠鏡さえなかった時代は、冥王星の観測は困難を極めました。 1978年と2015年の「衛星カロン」を比較した写真をご覧ください。 右が冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」によって今年撮影された写真。さすがの高精細です。 そして左が1978年の望遠鏡による写真。 もう何が何だかわからない黒い塊ですが、実はこの塊のほとんどは冥王星(PULUTO)で、上のでっぱりがカロン(CHARON)なのですが、わかるでしょうか? 実は衛星といってもカロンと冥王星は、直径が2倍程度の差しかなく、距離も近いため融合して見えるそうです。 ※カロン(直径1200km)、冥王星(直径2400k
金星探査 女性研究者の熱意 11月26日 21時10分 今月24日、H2Aロケットの29号機が打ち上げに成功するなど、最近、成果を挙げ続けている日本の宇宙分野。じつは、来月、極めて難易度の高い挑戦が待ち受けています。日本で初めての金星探査機「あかつき」は、5年前に打ち上げられましたが、半年後、金星を回る軌道に入ることに失敗し、その後は、太陽の周りを漂うように回り続けています。その「あかつき」が、12月7日、本来の目標である金星を回る軌道を目指して再び挑戦することになりました。不可能とも言われたこの再挑戦の道を切り開いたのは、1人の女性研究者でした。科学文化部の岡田玄記者が解説します。 5年前の悪夢 金星探査機「あかつき」は、5年前の平成22年5月、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット17号機で打ち上げられました。目的は、謎が多い金星の気象状況を調べることです。 金星は硫酸の雲で覆
Amazon.comの創業者ジェフ・ベゾス氏が立ち上げたことで知られる米宇宙ベンチャーのブルー・オリジン社は24日、同社の再使用型ロケット「ニュー・シェパード」が2度目の打ち上げで、高度100kmの宇宙空間への到達ならびに史上初となる宇宙からのロケットの垂直着陸を果たしたことを発表した(プレスリリース、マイナビニュース、WSJ、打ち上げ&着陸動画)。 「ニュー・シェパード」は単段式の再使用型ロケットと乗員カプセルからなるサブオービタル宇宙船で、地球を回る軌道には届かないものの、高度100kmの宇宙空間まで乗客を運ぶことができる。今回の打ち上げは23日に西テキサスの試験場で実施された。打ち上げられたロケットは最高速度マッハ3.72、高度100.5kmの地点に到達した後カプセルを分離。カプセルがパラシュートで地表に帰還する一方、ロケットは発射台に向け降下し、最終的に逆噴射による垂直着陸を果たし
NASAの宇宙探査機、ボイジャーは1977年に打ち上げられ、38年経った現在も稼働中だ。しかし、NASAでボイジャー計画に携わったエンジニアはすべて退職してしまい、ボイジャーとの通信システムをメンテナンスするための人員が不足しているという(Register、Popular Mechanics)。 ボイジャーと地球を結ぶ通信システムは2020年代まで稼動が続けられる予定だそうだが、これらの技術は1970年代の技術が使われており、そのメンテナンスにはFortranやアセンブリ言語のスキルが必要だという。 また、年月が経過したことでボイジャーの仕様やシステムに関するノウハウや知識が失われてしまいつつあるそうで、システムの維持は容易ではなさそうだ。
“第2の地球探し”ことし本格化 1月5日 16時30分 水が存在して温度もほどよく生物が生きることができる「第2の地球探し」が、ことし以降、本格化します。 ハワイで建設が始まった巨大望遠鏡と、再来年打ち上げられる宇宙望遠鏡とを使って行われる探査に、55年前に建設された日本の歴史的な望遠鏡が重要な役割を果たすことになり、そのための設備の設置作業が昨年末行われました。 「第2の地球」とはどんな星なのか? そしてどのように探すのか? 科学文化部の黒瀬総一郎記者が解説します。 「第2の地球」条件は? 生物が生きることができる「第2の地球」は、地球のように岩石で出来ていて、太陽にあたる恒星からの距離が適度で温度の条件もよく、液体の水が豊富にあることなどが条件とされています。 20年前の1995年に太陽系の外で恒星の周りを回る惑星が初めて発見されて以降、「第2の地球探し」は活発化しました。 6年
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