連載の最後となる今回は、WebSocketのトピックをいくつか取り上げたあと、WebSocketChatのアプリケーション化と配布物の生成を行ないます。 WebSocketのセキュリティ WebSocketは、リビジョン76で接続処理に手を加え、堅牢性が増しています。また、HTTPと同様なOriginを基にしたセキュリティモデルを採用しています。Ajaxと違い、現行のWebSocket対応ブラウザ側には、same originポリシーによる制限はないようです。 Jetty7はそのままでは、cross originが可能です。制限が必要な場合は、「CrossOriginFilter」(※1)を使用します。 最新の仕様 第3回「データ送信の詳細」の項で、フレームタイプについて説明しました。最新の仕様では、フレームタイプの扱いが大きく変更になりそうです。ドラフト版のリビジョン76の段階では、