2月25日、ニューヨーク外為市場では、イタリア総選挙をめぐる懸念から不安定な取引となるなかユーロが対ドルで約6週間ぶり安値に下落した。1月撮影(2013年 ロイター/Kai Pfaffenbach) [ニューヨーク 25日 ロイター] ニューヨーク外為市場では、イタリア総選挙をめぐる懸念から不安定な取引となるなかユーロが下落。終盤には円が対ドルと対ユーロで買われる展開となった。 ユーロは当初、イタリア国債入札が無難な結果だったことや、イタリア選挙で中道左派が勝利するとの期待に押し上げられていたが、出口調査が発表されるとそうしたムードは一変。「全般的にリスク回避の動きとなった」(BNYメロン・ニューヨークのシニア為替ストラテジスト、マイケル・ウールフォーク氏)。 円は一時、対ユーロで3%以上、対ドルで2%上昇。日銀の追加緩和観測からここ数カ月、円安が進行していた分、反動も大きかったという。