・なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力 問題解決力と問題発見力は別物。 ケネディ政権で国防長官を務めたロバート・マクナマラ氏は、ハーバード・ビジネススクールで行った講義の中で、MBAのケーススタディは役に立たない。なぜなら学生に何が問題なのかを教えてしまうからだ、と言った。 解決すべき問題が何か、なかなかわからないことが現実の問題なのだ。 原題は"Know What You Don't Know. How Great Leaders Prevent Problems Before They Happen"(あなたが知らないことを知りなさい 偉大なリーダーたちはいかにして問題を未然に防いだか)。自分の知らない何かに常に注意を向けること、自分が何を知らないのかを追求し続けること、それがリーダーの問題発見力の基本だという。 「効果的に問題を見つける7つの行動」として、