好調なギグエコノミーに衝撃ニュース 2019年9月10日夜、ギグエコノミーの将来を揺るがすニュースが流れた。カリフォルニア州でAssembly Bill No.5(以下、AB5法案)と呼ばれるギグワーカーを保護する内容の重要法案が上院において29対11で可決され、同月18日に同州知事が署名をしたため、同法は2020年1月1日に施行することが決定した。 業界の状況をみておこう。 2009年創業の米ライドシェア大手Uberは、今や料理配達事業にも乗り出し、2018年の収益は前年比43%アップの113億ドルである。ライバルのLyftの2018年の収益は22億ドルで、前年比の2倍であった。両社と契約を締結している運転手の数は、一説には100万人に近いとも言われており、アメリカ経済での存在感は非常に大きい。 ライドシェアの運転手になるのは難しくない。21歳以上で、営業をする州発行の運転免許証、4ドア