宝島系の雑文インデックス 最初に『宝島』に書いたのは、柳下毅一郎せんせえの引きがあって、ドラッグ特集とかでいろいろクスリについて書いたとき。あと、山形の唯一の小説(もどき)ってのも、ここで書いたんだけれど。タイ人の女の子が臓器を売って、人工臓器の放熱器が脇腹にあってそれで水商売すんの。さいばぁぱんくぅ。おーぼえはあまりうるわしくなかったようで、その後は音沙汰なし。 別冊宝島に書くようになったのは、それとはまったく別の系列で、もともと翻訳で P・J・オロークとジェームズ・ブラウンのときに仕事をさせてくれた井野さんがこっちに移ったから。毎回思うんだけれど、ぼくの書くのはやっぱ頭でっかちで、別冊宝島のほかの文のもってる、現場のにおいがプンプンするような具体性に欠けてるから浮いてる。 香山リカ:思いつきの垂れ流し(別冊宝島 Real 43 『まれに見るバカ女』2003 年 02 月pp.120-1