タグ

2018年11月23日のブックマーク (1件)

  • 赤い鹿 - 怪談「徒然草子」

    赤い鹿 宝玉のように美しい赤い鹿がいました。 その鹿は人を恐れ、山の深い所で暮らしていました。 ある日、鹿は革でおぼれている人間を助けました。 「ご恩にたいしてお返しがしたいのです。何がお望みですか」 男が言うと、 「私のことを話さないでください。それだけで充分です」 鹿は答えました。 「わかりました、絶対に話しません」 男はそう言って山を下りました。 そして、狩人をやとって赤い鹿を狩ったのでした。 男は赤い鹿の革と角を貴族に渡しました。 貴族は男に金とえらい役人の地位を与えたのです。 しばらくして、貴族の国では大きな火の玉を見るものがあらわれました。 火の玉は何度もあらわれ、多くの者が見たのでした。 人々は火の玉におびえました。 ある日、子供が火の玉に近づきました。 「革と角を返してくれ、それだけでいい」 子供がそう言いました。 人々は悩みました。 「火の玉の革ってなんだ。火の玉の角って

    赤い鹿 - 怪談「徒然草子」
    masarin-m
    masarin-m 2018/11/23
    はじめの男はどうしたのだろう。