今回のチュニジアの革命はアラブの為政者たちに1979年のイスラム革命に匹敵するショックを与えています。 なぜジャスミン革命(=チュニジアの革命は同国の国花がジャスミンであることからそう呼ばれています)は彼らを震撼させているのでしょうか? それは今回のデモの盛り上がりはこれまでの中東にありがちなパターンとは全く異なる、意表を突いた展開だったからです。 中東の人たちはユダヤ教と回教との反目、スンニ派とシーア派との対立、ペルシャ人とアラブ人の相互不信などには慣れっこになっています。 ところが今回のジャスミン革命は宗教とは何の関係もありませんでした。 その意味では大きな若年人口を抱えるエジプトやサウジアラビアも同様の問題を抱えています。 アメリカは経済的な利害や歴史的な行きがかり上、独裁的な政権でもアメリカの友人として支持に回ることがしばしばあります。 たとえばサウジアラビアのサウド家はワッハービ
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