FOOTMANIA: Jリーグが面白くない理由を考えてみる。
今のJリーグが面白い、という人がどのくらい居るのでしょうか？ とても盛り上がっているとは思えない状況、なんで盛り上がらないかといえば、単純にいってしまえば、面白くないから。 理由はそれぞれあると思います。 その中で、「Jリーグのレベルが低いから面白くない」という「通」の方は除かせていただきます。そういうサッカーマニアなら、すでに海外の面白いリーグの方に目が行ってしまって当然だと思います。そういう人は、根本的にサッカーが好きで、サッカーを良く知っていて、その結果として面白くない、というのであれば仕方がないからです。 ここで考えたいのは、もっと一般的な視点から、つまりサッカーにそれほど、いや全然詳しくない人からみても、Jリーグがつまらなく見える理由を考えてみたいのです。 思い当たる点をかんたんに3つ挙げてみましょう。 1.サッカーという競技そのものが、分かりにくい性質のスポーツである点 2.サ
FOOTMANIA: そして何も残らなかった・・・
Ｗ杯の悪夢再び…逆転負けに闘莉王が泣いた そりゃ、闘莉王は泣くでしょう。 彼一人でサッカーをやっていたようなものだった。 マッチプレビューで、「敗けた時の方が得る物があるのではないか」とかいた筆者も、無言になる試合。 課題らしい物が何一つ残らなかったという点では、やる必要さえ無かった試合。 最終ラインで、ケーヒルとケネディを一人で見るという離れ業をこなしたのみならず、セットプレーでヘッドで得点まで取って、守備時にボールを取った時のフィードの正確さでも定評の有る闘莉王が、「俊輔頼み」と言われたチームを、「闘莉王頼み」にしていた。 中澤がいなかった事が、ケーヒルに対するケアが困難になった事は仕方がないが、多少の失点は覚悟していた。 ところが、攻撃に見るべきところは何一つ無かったのが、闘莉王をして泣かせたところではなかったのではないだろうか。 11人対11人でやっている試合には見えなかった。少な
FOOTMANIA: 中村俊輔は日本に戻ってくるか？
前々から、中村俊輔の「横浜Fマリノス復帰」というのは取りざたされてきました。 昨年末、マリノスが獲得（つまり復帰）に動いたのですが、世界不況のため、またマリノスが浦和レッズのように独立採算を心がけているクラブでないために、日産自動車からのバックアップが得られず、セルティックへの移籍金が払えないことになり、この話が宙に浮いてしまったのは記憶に新しいところです。 中村俊輔の話は何でも有名なので、彼がマリノスのジュニアユースに所属していて、そこからユースチームに上がれず、桐光学院高校に進んで、それから宿願であったマリノスに入団したというエピソードは広く知られていますね。 どうも、この頃から、相思相愛という状況ではありながら、俊輔のマリノスへの思いの方が上回っていた、という感じがします。というのは、マリノスの方の俊輔に対する「渇望度」というのが、俊輔のマリノスへの思いを下回っているように思えてなら
FOOTMANIA: チェルシーのフェリペ監督更迭と、4-3-3システムの不具合
ここのところ、Jリーグや日本代表に関する、国内的な話題が続いたので、久々に海外の、それも戦術論に入り込んだ話をいたしまする。 チェルシーのルイス・フェリペ・スコラーリ監督が解任されました。 少なからず衝撃を受けた人も多かったのではないでしょうか。 チェルシーは確かにプレミアシップではマンチェスター・ユナイテッドはおろか、リバプールにも水をあけられ、今季の優勝はかなり難しい状況。UCLでは、ローマとつばぜり合いを演じてグループリーグを突破しましたが、決勝トーナメントでは、ユベントスとマッチアップすることになっています。UCLの優勝というのは、チェルシーの大きな目標であり、オーナーの「アブラさん」の野望でもあると思うのですが、非常に獲得するのが困難なタイトルでもあります。 チェルシーがモウリーニョの頃に比べて、やっているサッカーが悪いとは思いません。スコラーリ監督（通称:フェリポン）は、ブラジ
FOOTMANIA: なにかできること、ひとつ
「日産スタジアムが満員になった」 横浜F・マリノスの試合ではない。 日本代表戦でもない。 クラブワールドカップでもない。 ある男が開いたチャリティマッチが、この大きなスタジアムを満員にしたのだ。 中田英寿という男の凄さには改めて驚かされる。 この試合後に「まだまだできる」という声が出ることは確実だ。事実、既に東京ヴェルディが真剣に選手として獲得を検討しているという。彼自身、現役復帰など考えてもいないだろうが。 中田英寿という男は「サッカー選手」という枠組みには収まる器ではなかったということだ。サッカーを愛するが故に、サッカーの持つ力を信じるが故に、世界のトップレベルでプレーし続けること以上の仕事を見つけたのだろう。 あのBRUTUSを一号まるまる「サッカーは地球を救う」という特集に変えた。中田英寿という男はどれだけの影響力と可能性を秘めているのだろう。そしてスポーツ選手、サッカー選手として
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