高校サッカー4大会続け「初優勝校」の理由は2009年1月13日13時34分印刷ソーシャルブックマーク 優勝を決め、喜び合う広島皆実の選手たち=12日、東京・国立競技場、金川雄策撮影 12日に東京・国立競技場であった全国高校サッカー決勝では、4大会連続で初優勝校が生まれた。初がこれだけ続いたのは63〜66回以来だが、かつてと違うのは上位に常連校がいないこと。ここ3大会の4強はすべて違う顔触れで争われており、今回も近年の混戦を象徴した大会だった。 Jリーグのユースに優秀な人材が流れて強豪校に選手が集まりにくくなった。Jクラブがない地方の高校にはチャンスが広がり、力が分散した。これは数年前から指摘されたことだが、混戦の理由はまだある。 日本協会の小野技術委員長は「(協会の)指導者養成の積み重ねで、全国にいい指導者が散らばったことも力が拮抗(きっこう)している理由」と話す。指導者が代わりやすいJユ