※本稿は作品のネタバレを含みます。本作を観る予定のある人は映画館で観賞してから読むことをお勧めします。 漫画家、イラストレーターのきくちゆうき原作の漫画『100日後に死ぬワニ』を元にアニメーション映画として制作された『100日間生きたワニ』が7月9日に全国公開された。監督、脚本を務めたのは『カメラを止めるな!』『スペシャルアクターズ』の上田慎一郎とふくだみゆき夫妻。 原作は連載開始から100日後に死が定められている主人公、ワニの日常を描いた4コマ漫画。毎日1作がTwitter上で発表され、連載が進むごとに話題となり、なにげない日常と死が常に隣り合わせであるというテーマを現実の日数と併せることで上手く演出した。 「100日後に死ぬワニ」 3日目 pic.twitter.com/ukitGmmCTo — きくちゆうき (@yuukikikuchi) December 14, 2019 以降、多
![劇場作品としては訴求力が弱いが、「命の喪失」というテーマをより強く描くことに成功した作品『100日間生きたワニ』レビュー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c727966aec0371d8a5d76216f83e871b33148420/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsm.ign.com%2Ft%2Fign_jp%2Fscreenshot%2Fdefault%2F_ddeb.1200.jpg)