神山健治監督の新作『009 Re:Cyborg』が発表された。 いやあ、『009』ですか。色々な意味で非常に興味深いね。九名のサイボーグ戦士たちは『攻殻』の公安九課を連想させてならないし、映像を見るかぎり相当に『攻殻』の資産を利用していることがわかる。こいつは楽しみ。 まあ、一部には『攻殻』の続編発表でなかったことを残念がる向きもあるようだけれど、ぼくにはその理由がわからない。この映像を見るかぎり、これはもうあからさまに「『009』というパッケージで『攻殻』の発展型をやりますよ」と言っているようにしか見えないわけで、これを見て「いいから『攻殻』をやれよ」とか言っても意味がないのではないか。 いや原作リスペクトが足りない、おれの島村ジョーはこうじゃない、といった意見もあるだろうけれど、それをいうなら『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』自体、原作の設定を流用しつつ全く異なるこ