土曜。コストコの鬼になった。責めの買い物をした。はは、手許不如意。あ、念のために説明いたすと、コストコとはアメリカのよろず屋である。アメリカ人の、おはようからおやすみまで暮らしに夢をひろげる企業。それがコストコの実態。 コストコはぜんっぜん安くない。巨人の国アメリカの生活事情にそっているため、大量パッケージ販売をしている。ゆえに「少量に考えると…」なんて自己遁辞がはたらくが、おうちに帰り、冷静になって翻ってみると「なんでこんなに買ってしまったのか」と臍を噛むのである。 だが、ひとはコストコに行く。てゆうか、おれは行く。おれ達は行くんだ。コストコに。家庭の経済を歯牙にもかけず、おれは間歇的にコストコの鬼になる。なぜか。その答えは段落を分けよう。 分けた。リーダビリティですな。つまり、コストコに行く理由とは、コストコに宿るテーマパーク感、である。 ひとは「忙しい、忙しい」といいながら、忙中閑あ