今回は「パラサイト・シングル」「格差社会」「婚活」などの言葉を世に送り出した、中央大学文学部教授で社会学者の山田昌弘先生に対談にお越し頂きました。人口の半数以上が50歳以上という未曽有の超高齢社会に突入している日本。晩婚化・晩産化が進み、婚活という言葉が流行語になるなか、若者の結婚観や消費感覚はどう変化してきているのか。日本とアジアとの比較を交えながら、お話しさせていただきました。 原田 今、「モテキ」という映画が若者の間でヒットしています。三十路近くのモテない派遣社員の藤本幸世が、ある日突然、過去の知り合いの女の子から次々と連絡が入り、「モテ期」が始まる。でも、結果的には不器用でなかなかうまくいかない、世の中そんなに甘くない、といった内容です。 山田先生の「婚活」という言葉通り、若者たちの恋愛が複雑で難しくなっていて、だからこそこういう内容に共感する若者が多いのだと思います。 そう言えば
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