この度、日本デザインコミッティーでは、737回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、「データとデザイン」を開催いたします。 私たちの社会はさまざまな事象で取り囲まれていますが、それらを数値化するとそこにはまず、《データ》という存在が現れてきます。そのデータを単なる数値の羅列ではなく、ビジュアルとして、またグラフィックとして表現することで、データの背景に隠された意味や構造が即座に屹立することに気づきます。私たちの生活を取り巻くデータの中でも、膨大な量のデータ=ビッグデータは、その全貌を把握することが難しく、可視化が全体の構造を捉える手段として重要な役割を担います。展覧会では、アスリートのモーションデータから経済データ、Twitterのデータなど、様々なデータの可視化に取り組みました。各作品では、地域経済の