イラク外相「11年末に米軍撤退」 協定早期承認目指す(1/2ページ)2008年10月20日14時37分印刷ソーシャルブックマーク アブダビのホテルで会見に応じるイラクのジバリ外相=井上写す 【アブダビ=井上道夫】イラクのジバリ外相は19日、訪問先のアブダビで朝日新聞記者と単独会見した。来年以降の米軍イラク駐留の根拠となる米政府との安全保障協定に、反米強硬派などの反発が強まっていることについて、「国益を考えれば、安保協定は必要」として、反対派を説得し、国民議会での早期承認を目指す考えを示した。 協議が大詰めを迎える安保協定をめぐっては、反米強硬派のサドル師の支持者らが締結反対を訴えて首都バグダッドで大規模デモを実施した。これについてジバリ氏は、国民議会ではサドル師派の議席が少なく、抗議活動が議会での協定承認に大きな影響を及ぼさないとの見方を示した。 与党の一部からも「イラクの主権を侵害する」