名古屋市議会の一般質問で26日、河村たかし市長は、全国の住民の個人情報をコンピューターで結ぶ住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)について、「何の役にも立たない」と否定的な考えを示した。 主な質問と答弁は次の通り。 ●牛でもあるまいし 衆院議員時代に秘書を務めた則竹勅仁市議から住基ネットの有用性について質問され、河村市長は「毎年(維持費に)1億何千万円も出しておりますけれど。プライバシー(流出の恐れがある問題)より、全く意味がない。人間に、牛でもあるまいし、牛(の個体識別番号)は10けたで人間は11けたで、何をそんなとろいことやっとるのか。病気、財産、出生地、家族のデータが全部入れば実効性はあるが、その時にはとんでもにゃあ世界が来るというのは間違いないです」とまくし立てた。今後の対応については「(住基ネットから離脱する場合は)皆さんの理解を得てやるので、ただいまアンケートを発送すると