地位が高いわけでもなく、経験や知識があるわけでもないのに、自分で勘違いして他者への優位を示そうとする人がいます。つまりは「上から目線」ということですが、それにもいくつかのタイプがあります。今回は書籍『バカに見える人の習慣』(樋口裕一・著)より、この5タイプを紹介しましょう。 01. 当事者意識がなく 批評家のように分析をする実績があるわけでもないのに、まるで評論家のような物言いをしたがる人がいる。 社内プロジェクトに失敗したとする。みんなが頭を抱えてどう対応するかを検討している時、その人はまるで自分は当事者でないかのように物事の分析を始めるのだ。 「これに失敗した原因は2つあると思う。第一は、社内の合意の欠如だ。第二に……」などと話す。「初めからこれは無理な計画だったのだ。なぜなら……」などと、まるですべて見通していたかのようなことを言う。 もちろん、それはそれで正しいことも多い。このタイ