神戸市議会自民党市議団の元市議、橋本健氏(37)が政務活動費(政活費)で印刷したとする市政報告が架空発注だったとされる疑惑で、橋本氏が同市議団の聞き取りに対し、疑惑を認める趣旨の説明をしていることが関係者への取材で分かった。6日午後の市議会代表者会議で、同市議団が報告するとみられる。 疑惑は週刊新潮の報道で浮上し、橋本氏が2010~14年度に政活費を充てた市政報告の製作費計約720万円分が架空発注だった疑いが持たれていた。橋本氏は記者会見で否定する一方、領収書に記載された神戸市の業者が「実際にはデザインを含めて業務をしておらず、橋本氏から請求書と領収書だけ発行してほしいと頼まれた」と反論。橋本氏は8月29日に辞職したが、疑惑は認めていなかった。 今月4日には、別の神戸市の印刷業者に依頼して虚偽の領収書を発行させ、政活費約194万円を受け取った疑いも新たに発覚。市民団体は橋本氏や業者を詐欺容