この例をもとに、HTMLのフォームを構成する要素を順番に説明していきます。この例のHTML全体は、本章の最後で改めて紹介します。 フォームの基本枠組み データを送信するためには「何を」「どこに」「どうやって」送るかを示さなければなりません。フォームはこのための手段を提供します。 HTMLのフォームは、データを入力するための手段(コントロールと呼びます)と、それに関するラベルや説明から構成されるひとまとまりのセクションです。「何を」送信するかを示すためにこのセクションの範囲を明示し、「どこに」「どうやって」送信するかを設定します。この枠組みを提供するのがform要素です。 form要素の構造 form要素タイプは2つの主要な属性を持ちます。ひとつは「どこに」、つまりデータを受け取るプログラムを指定するaction属性、もうひとつが「どうやって」、つまりデータの送信方法を指定するmethod属