2010年第63回カンヌ映画祭に参加した マノエル・デ・オリベイラ監督写真:UPI/アフロ[映画.com ニュース] 世界最高齢の映画監督として知られるポルトガルのマノエル・デ・オリベイラ監督が4月2日(現地時間)死去したと、プロデューサーのルイス・ウルバーノがAFPに発表し、仏メディアが報道した。106歳だった。 1908年生まれのオリベイラ監督は無声映画時代の1931年に監督デビュー。80年代からはほぼ1年に1本のペースで作品を製作し、99年製作の「クレーヴの奥方(1999)」は第52回カンヌ映画祭審査員賞を受賞。2008年、第61回同映画祭で生涯功労賞を受賞。50作品を超える長編と、ドキュメンタリーを発表している。 最新作は2012年製作の「家族の灯り」と、オムニバス映画「ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区」の中の1話「征服者、征服さる」。10年製作の「アンジェリカ(仮題