題名:王冠が外れる 報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 頭をシュレッダーされた別の二羽目のこけっこーのニワトリが、再び「打て、打つんだ。くっくどぅーどるどぅ」と号令した。その号令とともに、ニワトリのくっくどぅーどるどぅは、激しくビンタされた。くっくどぅーどるどぅは、きょとんとして、きょろきょろした。彼の頭からは冷汗がにじんでいた。彼には、もはや思考能力がないようだった。それを見て、彼の後ろに居たヒヨコ、彼それとも彼女は、ブリキの太鼓を激しく叩き、先ほど以上に、再びきょぇーと奇声を上げた。 パリ――ン… 号令した二匹目のニワトリこけっこーの頭が吹っ飛んだ。 ニワトリこけっこーの一団は後ずさりした。一団の顔には、明らかに恐怖の表情が見えた。 その後、こけっこーの誰もが、くっくどぅーどるどぅに対して命令しなくなった。 目の前には、頭のない二羽の鶏の死骸が転がっていた。頭は見事に粉々