世間一般では「お義父さん」と言えば配偶者の父親のことを指すが、ゲーム業界で「お義父さん」と言えば、「ラブプラス」シリーズのプロデューサー・内田明理氏のことを指す。 内田氏とは昨年、「ラブプラスぴあ」の企画「内田明理へ100の質問!」ではじめてお会いしたのだが、なんというか、ゲーム内容にも負けないくらい「ご本人」が面白い方だったのをよく憶えている。 (詳しくは「ラブプラスぴあ」でどうぞ!) 物腰はやわらかなのに、学生時代に話が及ぶと「あのころはやんちゃでしたねえ」と笑う。本人曰く、中学・高校時代を一言で表すなら「文学パンク」青年だったそうだ。好きな作家はサリンジャー(※1)で、一方ではバンド活動にも明け暮れた。「ゲームは?」と聞くと、「中学高校くらいになるとほとんどやらなくなっちゃいました」と言う。そのせいだからか、僕のまわりで「ラブプラス」にハマったのは、なぜかいわゆる「リア充」と呼ばれる