KDDI研究所は9月20日、日本電気(NEC)と古河電気工業(古河電工)と共同で、光ファイバ1芯に7つの光の通路(コア)を設けることにより、従来の光ファイバ7芯に相当するマルチコア光ファイバとマルチコア光増幅器を用いた大洋横断級光伝送実験に成功し、長距離光ファイバ伝送における世界最大の通信容量を達成したと発表した。詳細は、オランダ・アムステルダムで開催される光通信国際会議(ECOC2012)で、ポストデットライン論文として発表される。 現在、ストリーミングやスマートフォンなどの普及により、通信量は飛躍的に増大している。今後、さらに快適かつ利便性の良いネットワークを構築するためには、通信網の基盤である光ファイバの飛躍的な容量拡大が求められる。従来の単一の光の通路(コア)を有する光ファイバは物理的な伝送容量の限界を迎えつつあり、光ファイバ内に複数のコアを形成したマルチコアファイバとその周辺技術
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