子どもと食事に行くまでの間、うたたねして長い夢を観ました。 「師匠! 師匠! 起きてくださいよ」 「んー。なんだ、うるさいぞ。こんな昼間に」 「昼だから起きてろって言ってんだろジジイ」 「馬鹿野郎。年寄りは大切にしろ。で、用件は何だ」 「この記事をご覧ください」 「えー、どれどれ。『あなたも充実のパパ活を。スマホで無料登録』ほうほう」 「それは広告。読んでほしい記事はその上」 「んー。『高まる統計不信』? 相次ぐ統計不祥事… なにこれ」 「どうも師匠のところにも文句が来るらしいですよ」 「何でだよ。ワイかて言われた通り調べた結果を出力して納品しとるだけじゃん」 「いや、その、師匠の出した資料がおかしいんじゃないかって言われとるようです」 「は? 寝言はお休み中に言えよ。あいつらが調べたいってことを質問票に仕込んでばら撒いてるだけじゃん。真面目にやっとるだけやぞ」 「その真面目にやった結果が