判定に勝ったのは亀田さんで、負けたのは放送行政ということになります。 ここ二年、堀江氏が倒され、村上氏が潰され、三木谷氏がいろいろ取り沙汰されているのは何の目的があったのか、ある程度知見のある人であれば誰でも想像がつきます。我が国の重要な機能の一つ、テレビ局など放送業界を守るためでしょう。それも、アメリカの投資銀行経由や、タックスヘイブンを通して中国の資本が日本の放送業界の資本を握って支配することに対して、官民一体となって敢然と抵抗しましょう、という話だったはずです。 ところが、日本の捜査機関や情報機関が必死になって周辺事情を整理し、微罪でも何でもいいからとにかく摘発に漕ぎ着け、市場の透明性に先鞭をつけようとしている矢先に、今回の事件ですよ。 TBSは、三木谷氏からの買収に抵抗するために、各所調整のうえ、電通ほか各社からの資本増強を仰ぎ、経営の独立性を確保する方向で努力してきたはずで
2月7日、筑摩書房主催の「梅田望夫がブロガーと語る『ウェブ進化論』」イベントが開催された。2月7日に発売される梅田望夫の書籍をテーマにこれからのWebの在り方をブロガーと議論するという趣旨で、会場には招待や抽選で選ばれたブロガーが参加。イベントの司会はブログ「情報考学 Passion For The Future」の橋本大也氏が務めた。 イベントの第一部は、ブログ「R30::マーケティング社会時評」のR30氏、ニュースコミュニティ「FPN」を運営する徳力基彦氏を迎えたパネルディスカッション。「これからのメディアについて」をテーマとし、会場の質疑応答を含めた議論が行なわれた。本イベントの内容は梅田氏のブログ「My Life Between Silicon Valley and Japan」でもPodcstingで配信されている。 ● インターネットは発展するが、既存メディアの淘汰や再編は起き
その深い洞察力でITやインターネットがもたらす時代のうねりを的確にとらえ、CNET Japan ブログに毎日書き続けた梅田望夫氏が、雑誌の連載やブログにつづった内容をもとに『ウェブ進化論』(筑摩書房刊)を上梓した。氏はこの本の中で、「チープ革命」と「インターネット」そして「オープンソース」が次の10年の三大潮流だと定義し、その潮流によって生まれる「不特定多数無限大」の影響力をグーグルやWeb 2.0、ブログを引き合いにしながら解説している。この本に描かれた世界を元に、梅田氏にウェブ社会の変化やグーグルについて話をうかがった。 --『ウェブ進化論』ではインターネット上の社会の変化を書いていますが、インターネット上の知識産業だとか、あるいはコンテンツ産業だとか、そういうもののあり方が変わっていくことだととらえてもよろしいですか。 産業論としてはそうですね。ただ人間の生活の局面全部を含んでいます
2006年01月26日08:00 ネットが言論の自由を甘受した時代は終焉を迎えつつある カテゴリTBS zarutoro めずらしくNEWS23を見たら、ネット広告についてやっていた。 「ビデオニュース」っていう会社がYahoo!の100%子会社「オーバーチュア」に検索エンジン連動型広告を出していたが、「憲法改正」「靖国参拝」「中国反日デモ」などのキーワードがはじかれるようになった。 ビデオニュースが理由を問いただしたところ、オーバチュアは理由を明らかにするどころか、広告契約自体を拒否。 現在Yahoo!では「憲法9条」で検索してもビデオニュースの広告が表示されないが、Googleでは表示される。 おたかさんが出てくる広告の内容を見ると、ビデオニュース社も筑紫みたいに相当に左がかっている所のよう。 番組ではYahoo!とMicrosoftに続き、ついにGoogleまでもが中国の言論統制に協
総務省の所管する社団法人デジタルメディア協会(AMD)は1月24日、デジタルコンテンツの質的向上および人材育成を目的として開催されるDigital Contents of The Year'05/第11回AMD Awardの受賞作品を発表した。選考対象作品は、2005年1月1日より12月31日の間に日本国内において発売・発表されたデジタルメディアで表現されるコンテンツおよび最新のデジタル技術を駆使して制作された国内のデジタルコンテンツだ。 大賞/総務大臣賞の「The AMD Grand Prize」は、USENの「GyaO(ギャオ)」が獲得した。GyaOは、部門賞のBest Producer賞にも選ばれている。 このほかの部門賞受賞作品は、Best Director賞に「ALWAYS 三丁目の夕日」、Best Visual Designer賞に「ファイナルファンタジーVII アドベントチル
◎既存メディアの今後のビジネスモデルとは さてそれでは、これから新聞やテレビといったマスメディア企業はどのようなビジネスモデルを追求していくのか、追求していくべきなのかを考えてみたい。 ビジネスモデルのことを話していると、一部の既存メディア関係者から「市場の論理を優先したり、金儲けのことばかり考えていては、ジャーナリズムの質が低下しないか」という質問というか反論を必ず受ける。そういう人は、恐らく今後も既存メディア企業の経営基盤が安泰だと思っているのだろう。安泰であるならば、市場の論理を優先する必要はない。 しかしインターネットの津波は、金融業界、通信業界を飲み込んだあと、次はマスメディア業界に向かっている、というのがわたしの認識である。津波に飲み込まれたあとの経済基盤の構築を準備しなければ、ジャーナリズムの質が低下するどころか、ジャーナリズムを実践できなくなるのではなかろうか。既存メディア
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